お待たせしました!第5位~第1位です。
第5位 越後田中温泉 しなの荘 (新潟県津南町)
えちごたなかおんせん しなのそう
出汁が良くしみ込んだ煮物♪
油切れの良いサクサクの天ぷら♪
トロトロの茶わん蒸し♪
【秘湯っ子コメント】
2020年に訪問(1人)
2019年末に新しく会員になった宿です。旅番組ではおなじみらしく、以前から口コミ評価が高い宿だなと気になっていました。
食事に関して何も予備知識なく出かけましたが、夕食の途中で、「ここは間違いなくランキング上位!」と思いながらいただきました。
メニューを見てもごくごくオーソドックスな和食で、豪華な食材を使っているわけでもなく、見た目は地味です。なのに、出汁や塩加減が絶妙で、素材の味を最大限引き出していました。それでいて料理の力強さと勢いを感じ、体にしみわたるような美味しさでした!
厨房からすぐ、アツアツのまま運ばれて食べられるのも大きいと思います。
◆越後田中温泉 しなの荘 宿泊レポ お部屋編・お食事編・お風呂編
⇒「越後田中温泉 しなの荘」へのアクセス&宿泊予約はこちらへ
第4位 上湯温泉 神湯荘 (奈良県十津川村)
かみゆおんせん かみゆそう
チェックイン時に運ばれてくる梅酒の美味しさに料理への期待が高まる・・・。
鹿肉のユッケとは斬新・・・。しかもうまい!
何の変哲もないしゃぶしゃぶ・・・。
でもトロけるようなイノシシのお肉!タレもウマすぎる。
紀伊半島といえば、めはり寿司。でも、他とは一味違った。
何気ないデザートもお持ち帰りしたいレベル・・・。
【秘湯っ子コメント】
2014年に1泊(1人)
近畿圏からのエントリーです。
東日本ではなじみの薄い十津川温泉郷ですが、料理に関してはここを無視することはできません。
豪華な素材はなく、一見すると素朴な山里料理なのですが、抜群の味付けです!チェックインで出てきた南高梅のコンポートに始まり、最後のデザートまで山奥には似つかわしくないセンスを感じさせました。その期待通り、夕食のメニューはどれもおかわりしたくなる美味しさでした。
3年を経過し、その後訪問した宿と比べるには記憶が薄れてしまいましたが、タダ物ならぬセンスを感じたのでそれを信じて3位をキープ。
2017年8月には川沿いの野天風呂も復活したので、これから注目されるのではないかと思います。
全体的には評価の別れるタイプの宿なので、食事の点数も高くないため目立ちません。でも、ネットの口コミ点数だけではたどり着けないランキングだと自負しております^^
【参考記事】
◆上湯温泉 神湯荘 宿泊レポ お部屋編・お食事編・お風呂編・河原の露天風呂編
第3位 寒の地獄温泉 寒の地獄旅館 (大分県九重町)
かんのじごくおんせん かんのじごくりょかん
囲炉裏の周りには酒のアテになるような前菜メニューがズラリ。しかも地産地消。
馬刺しと鶏タタキ柚子胡椒カルパッチョは柚子胡椒とオリーブオイルでイタリアン風
まさかのアヒージョまで。
豊後牛A4ランク 上質なお肉を溶岩焼でジュージュー♪
もう、飲まずにはいられない♪
【秘湯っ子コメント】
2016年に1泊(1人)、2014年に1泊(親子で)
九州からのエントリーです。
登山をする人にはおなじみ、九重連山の長者原登山近くにある標高1,100mの一軒宿。「寒の地獄温泉」の名の通り、身体が凍える源泉13度の冷泉に注目が集まることが多いですが、実は料理のレベルが高い宿です。量も多く、これでもかと言うくらい出てきます(笑)
地産地消の素材にこだわり、基本的には素朴な料理なのですが、たまに変化球もあり、運ばれてくるたびに驚き、食べては美味しいと驚き、最後は動けなくなるほど満腹になります!
3か月の間5回にわたる九州への渡航で、途中に何軒か高級旅館の間に挟んだスケジュールでしたが、寒の地獄を超える味は出てきませんでした^^
冷泉が営業している季節(7月~9月末)に訪問すれば強烈な印象が残るになると思いますが、それ以外の季節でも雰囲気と食事が良いので、季節を問わず九重界隈ではイチオシの宿です。
【参考記事】
◆寒の地獄温泉 寒の地獄旅館 宿泊レポ お部屋編・お食事編・お風呂編
第2位 沓掛温泉 満山荘 (長野県青木村)
くつかけおんせん まんざんそう
ここはリストランテですか?と言いたくなるスターター。
レシピが知りたくなる、コクのある十六穀米のスープ。
アツアツ茶碗蒸しにとろ~りチーズ♪
地酒もズラリ。1合から注文できる。
【秘湯っ子コメント】
2021年に1泊、2016年に1泊、旧満山荘は2014年に1泊(すべて親子で)
満山荘は旧来から「日本秘湯を守る会」の中でも料理の評判が高く、それを目当てに訪問するリピーターの多い宿です。
温泉旅館とは思えないイタリアン風創作料理がズラリ。初めて宿泊すると、次は何が出て来るのかワクワクすること間違いなし!
奥山田温泉から沓掛温泉に移転してから2回訪問しましたが、以前よりパワーアップ!相変わらず女将さんの料理は美味しいです。地酒の品揃えも👍
【参考記事】
◆沓掛温泉 満山荘 宿泊レポ お部屋編・お食事編・お風呂編 動画
第1位 高湯温泉 旅館ひげの家 (福島県福島市)
第14位から急上昇⤴
山の宿なのに新鮮なエンガワ、前菜にはカラスミまで。
まさかのふかひれ茶碗蒸し
ふわふわ絶品の甘鯛薯蕷蒸し
上質なお肉
【秘湯っ子コメント】
2021年に1泊(1人)、2014年に2泊(親子で)
旅館ひげの家は料理に定評のある宿の一つです。山の中であるにもかかわらず、海の珍味が次々に出てきます。しかも新鮮で超美味。その後、露天風呂付の豪華な客室も新設され、このような高級感のある料理を出していたのも目指す方向はそうだったのかと納得したのでした。
そして、7年ぶりに再訪しましたが、うなってしまうほどの美味しさでした!
旅館で出される懐石料理でこれほど一品ずつ精魂込めて作られているのはめったにないはず。後から料理長は京都で修業した方だと知り、納得。本当にプロの味です。
順位にコスパは評価に含めていませんが、これでにごり湯のかけ流しがついた客室があるのに2万円台ならば、箱根に行っている場合じゃない^^
【参考記事】
◆高湯温泉 旅館ひげの家 宿泊レポ お部屋編・お食事編・お風呂編 動画
⇒「高湯温泉 旅館ひげの家」へのアクセス&宿泊予約はこちらへ
なんとか20位までたどりつきました\(^o^)/
ずば抜けて印象に残る料理が一つある宿と、全体がバランスよくそこそこ美味しい宿とでは物差しが異なるため、順位を付けるのはなかなか難しかったです!
【まとめ】
いかがでしたでしょうか?想像していたのと違いましたか?そうであれば、秘湯っ子のもくろみは成功です(笑)
泉質重視であれば、日帰り入浴でも事足ります。でも、せっかく遠くまで出掛けるならば宿泊して温泉を堪能したいところです。宿泊するからには、やはり食事が気になります!
今回のランキングの中には、温泉が大したことない、ボロボロの宿、接客最悪等という口コミがされている宿もあるかと思います。逆に点数が高くても料理の見た目や素材が豪華だったり、高級感ある宿の雰囲気に流された評価である場合も。
でも、ここでは純粋に味だけに着目しています。
賛同できる!ココは納得いかない!というご意見があれば、遠慮なくコメントを頂ければと思います。
とはいえ、秘湯っ子が宿泊した宿は80軒前後。家族が宿泊した宿を差し引いても残る会員宿は60軒強もあります!なので、現在の順位は暫定です。どの宿に宿泊してそれぞれどう評価しているのかは⇒全会員宿の宿泊履歴から確認できます。
この宿は、Best 20に是非とも入れておかなければいけないのでは?という未宿泊の宿はいくつかあります。秋田県、山形県、新潟県、和歌山県、鳥取県、徳島県、長崎県の某宿・・・。
ついでの用事でもないと、出かけるにはお金と根気のいる距離です^^
完全なランキングが完成するまで、首を長~くしてお待ち下さい。
*一般の旅行代理店予約サイトでは、るるぶトラベル「日本秘湯を守る会公式WEB専用プラン」を除きスタンプ押印サービスは適用されません。
————–休館・退会・閉館中の宿————-
※残念ながらエントリーしたものの、しばらく休館中のためこちらに移動しました。
元第1位 押立温泉 住吉館 (福島県猪苗代町)
おったておんせん すみよしかん
岩魚のお造り、骨のから揚げ、岩魚の味噌焼きと岩魚尽くし!
繊細な盛り付け。見慣れない食材。おそるおそる食べると絶妙な味付け・・・。
秋は手打の新蕎麦!生ワサビ付♪
デザートで女性のハートをがっちりつかむ。
秘蔵の地酒がウマすぎて止まらない・・・
【秘湯っ子コメント】
温泉ももちろんいいですが、料理を目当てに訪れるリピーターの多い宿です。食事が美味しいと聞くと期待値が上がりすぎてガッカリということが多いですが、「住吉館」は想像を超えるウマさでした!高級旅館とはまた別のジャンルの美味しさです。
ご主人は元ホテルシェフ。前菜からデザートまで、一品一品手ぬかりなく味付けも絶妙です。季節に合わせた地産地消メニューのバラエティーも豊富なので、何度訪問しても飽きることがないと思います。
館内はリフォームはされていますが、なかなかの古さでして、到着した時にはえっ?と思うかもしれません。宿泊費用のほとんどが食事にあてられていると思います^^ 一度食べれば納得ですよ(^^♪ 温泉がなくとも食事のためだけに訪問したい宿です。
秘湯としての知名度はイマイチですが、ネットを介さない年配者の口コミはかなりのもの。そのうち予約が取りにくくなると嫌なので、本当は黙っていたい宿・・・。
【参考記事】
※「住吉館」は、旅館を建て替える過程で法律上の問題が生じてしまい、しばらくの間休業中です。何とか解決することを祈っております。
元第7位 仙仁温泉 花仙庵 岩の湯 (長野県須坂市)
せにおんせん かせんあん いわのゆ
川魚に馬刺し、山奥でもお造りの鮮度は抜群!
見た目も味付も上品な料理の数々・・・。
でも、岩魚の塩焼きは豪快な盛り付け♪
煙がモクモクで出てくる石焼ステーキは肉質抜群♪
デザートももちろん美味♪
【秘湯っ子コメント】
2014年に訪問(親子で)
謎のベールに包まれた高級宿「岩の湯」のランクインです。
1泊平均3万円台のお宿なので、料理が美味しくなければ酷評したくなります。でもご安心ください。素材の良さは抜群です!高級宿にふさわしく、洗練された雰囲気は「日本秘湯を守る会」随一でしょう!
京懐石のような見た目とマクロビオテックのようなやさしい味付け。ほっぺたが落ちそうという分かりやすい美味しさとではなく、じわ~っと体に沁みてくる美味しさです。でも、お魚、お肉料理はダイナミック!緩急メリハリのある洗練されたお料理を、ゆっくり時間をかけて味わってください。
予約の際には料理の希望も聞いてくれます。宿泊履歴から好みを把握しているので、リピートするほど居心地も良くなります。
別腹がたくさんある方は、Tea Room 櫓のケーキもおススメですよ♪
【参考記事】
◆仙仁温泉 岩の湯 宿泊レポ
※詳しい事情は分かりませんが、コロナ禍のさなかに退会しました。
元第13位 奈良田温泉 白根館 (山梨県早川町)
ならだおんせん しらねかん
鹿肉のしゃぶしゃぶ。ご主人が猟をしているので、ジビエ料理は定番です。
チップの香ばしい匂いがするニジマスの燻製。これは絶品!
揚げ蕎麦がきで日本酒が進む~
鹿肉のつみれ汁も出し加減が絶妙~♪
【秘湯っ子コメント】
首都圏からも近い山梨県とはいえど、奈良田温泉は本当に山奥の秘境にあります。その分、普段は食べる機会の少ない料理を味わえます。
単に食材が珍しいというだけでなく、調理にもひと工夫してあります。もちろん、味付けも良いです!
こんな山奥まで日帰り入浴のためにだけ来るのはもったいないですよ(笑)
【参考記事】
◆奈良田温泉 白根館 宿泊レポ お部屋編・お食事編・お風呂編
※「白根館」は現在、日帰り入浴だけの営業となっています。若主人は再開の意欲があるそうなので、コロナが終息したらまた美味しい猟師料理を食べたいです。
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◆目次
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第5位以降が見れません。
渡辺 様
ページの一番下(ツイッター等のSNSのアイコンの下)に
四角で囲まれた1,2,3,4,5という数字がありますので、
そちらをクリックしていただけると5位以下のページを閲覧できます。
1 2 3 4 5 の数字が見当たらず5位以下が見れないです。
続きが気になります(*´∀`*)
ページの一番下にリンクを作成しました
秘湯宿スタンプ帳を貰っちゃうとスタンプラリーを達成したくなりますよね。
私は宿選びで一番重要視するのが食事です。
秘湯っ子さんのブログはよく参考にさせて頂いてます。ありがとうございます!
そこで私からの情報をひとつ・・・。
富山県の「名剣温泉」は行かれましたか?
2014年の夏に行きましたが食事がとても良かったですよ。山菜等の一見素朴な食材(山菜も町のスーパーで買うとお高いですが)を抜群の味付けで供してくれます。同行の二人も予想外の美味しさに驚愕してました(笑)。どの小鉢も外れ無しです。
8年近く経っているので最新情報ではありませんが現在はどうなのかまた行きたいと思っています。
オーロラ様
ブログをご覧いただきましてありがとうございます!
名剣温泉へは2020年10月下旬に宿泊しております。
夕食がとても美味しかったので、16位以下のランキングに入れる予定でいましたが、
20位までの順位がまとまらず保留になっております。
近年、洗練された料理を出される宿が増えたので、とても悩ましいです。
名剣温泉はトロッコでしか行けない秘境であるにもかかわらず、
若女将さんのセンスには脱帽しました。
調理中、小さなお子さんを仲居さんがあやしているのも微笑ましかったです。
その時の食事レポートはこちらになります
⇒https://bit.ly/38YtYBN